このブログはポッドキャスト Back stange M3エピソード59(自分に合うか合わないか、チェック方法)の概要をブログにしています。ぜひポッドキャスト本編をご視聴ください。本編はhttps://www.youtube.com/playlist?list=PLoe4L3-eXkv57rBqwI8TAuRs8ZZSTPvCk からご視聴いただけます。
健康に良いと言われる運動や食事。それを一生懸命続けているのに、なぜか体がすっきりしない、あるいは逆に調子を崩してしまうということはありませんか。
実は、世間の「常識」や「正しいとされること」が、必ずしも今のあなたの体に合っているとは限りません。 今回は、私たちの自律神経や感情が体に及ぼす計り知れない影響と、自分自身に本当に「合う・合わない」を体が瞬時に教えてくれる驚きのチェック方法についてお話しします。
1. 嫌いな食べ物を想像するだけで、前屈の限界が数センチも浅くなる
先日、メガネのレンズカラーが体に与える反応について、非常に興味深いお話を聞く機会がありました。 私たちは無意識のうちに、自分自身に合わない光線や、ブルーライトなどの強い光を浴び続けることで自律神経が乱れ、交感神経(興奮や戦闘を司る神経)が異常に優位になって体が常に緊張状態になってしまうことがあります。
これと同じ現象が、実は食べ物や、過去の記憶に対しても全く同様に起こるのですね。 それを最も客観的に、目で見て実感できる方法が「前屈テスト」です。
やり方はとてもシンプルです。まずは普通に前屈をして、手が床からあと何センチ離れているかをチェックします。 その後に、例えば自分が大嫌いな食べ物(ミニトマトなど)を実際に手に持ったり、口に含んだり、あるいは頭の中で強く想像した状態で、もう一度前屈をしてみてください。
信じられないかもしれませんが、さっきよりも前屈の可動域が数センチも浅くなり、体が明らかに硬くなってしまう方が本当にたくさんいらっしゃるのですね。 また、指で輪を作って筋力を測る「O-リングテスト」でも、嫌いなものを意識するだけで、指の力が一気に抜けて簡単に開いてしまいます。 脳が「嫌いなもの=敵・ストレス」と認識した瞬間、自律神経を介して全身が瞬時に防御モードに入り、筋肉をガチッと緊張させて身を守ろうとするためです。体は絶対に、嘘をつけないのです。
2. 「健康に良いから」と嫌いなものを無理やり食べることの大きな弊害
ニュースなどで、給食のミニトマトを残した生徒に、教師が無理やり食べさせた指導が問題視されることがあります。 もちろん、作ってくれた人に感謝し、食べ物を粗末にしないという倫理観は大切です。しかし、「栄養があるから」「健康に良いから」という正論だけで、拒絶反応が出るような嫌いなものを毎回ストレスを感じながら無理に胃に流し込む行為は、本当に健康的なのでしょうか。
食べるたびに負の感情が生まれ、交感神経が昂って胃腸の血管が収縮し、消化吸収能力も一気に低下してしまいます。 これでは、せっかくの栄養素を取り入れるどころか、精神的にも身体的にもかえってマイナスの影響の方が勝ってしまうのではないかと思います。 生存に絶対に欠かせない「水」などの場合は、マインドチェンジ(認識の書き換え)をして受け入れる必要がありますが、そうでない嗜好品や食材であれば、無理をしてまで食べる必要は全くないのです。
3. 苦手な動きを克服し、不安を自信へと反転させる「オセロの法則」
これは、私たちの体づくりのセッションや、日々のリハビリでも全く同じ原理が働いています。
その人が「苦手とする動き」や、「かつて怪我をしたときと同じ動き」というのは、脳にとっては生命の危機を脅かすトラウマのようなものです。そのため、その動きをしようとする(あるいは想像する)だけで、脳はシャットダウン反応を起こし、関節を固めてそれ以上動かないようにロックをかけてしまいます。
私たちのリハビリやトレーニングの本質は、この脳の「過剰なロック」を解除することにあります。 怪我と同じような関節のポジションであっても、「この角度に動かしても、もう痛くないよ、安全なんだよ」という安心な体験を、脳の防御反応を起こさない低い負荷から、繰り返し繰り返し学習させていくのですね。
この警戒ロックがパッと解除された瞬間、まるでオセロの黒が一瞬にしてすべて白にひっくり返るように、今までの不安や恐怖が「大きな自信」へと変わります。それによって一気に血流が戻り、驚くほどスムーズに体が動くようになるのです。
4. 単所(苦手)の克服こそが、最大の怪我予防と人生の成長に繋がる
得意な長所を伸ばしていくことも非常に重要ですが、使えていない機能や苦手な動き(短所)に目を向け、それを克服することこそが、根本的な怪我の予防に繋がります。
脳が拒絶して使わなくなってしまった関節は、血管が細くなり、水分や酸素が行き届かず、老廃物も排出できなくなって枯渇してしまいます。これが関節の「老化」や「変形」の真の原因なのです。
これは、私たちの人生における「人間的成長」にもそのまま共通する部分があるのではないでしょうか。 苦手なことから目を背け、好きなことや得意なことばかりに逃げていては、人間としての器はなかなか広がりません。あえて自分の弱さや苦手な分野にも挑戦し、それを一歩ずつクリアしていくプロセスそのものが、体にとっても、人生にとっても、この上ない大きな学び(教訓)になるのです。
💡 今日のまとめ
* 体は絶対に嘘をつかず、嫌いなものをイメージするだけで交感神経が緊張し、前屈などの柔軟性や筋力が瞬時に低下します。
* 苦手な動きやかつての怪我のトラウマを、脳の防御反応を回避しながら安全に繰り返し克服していくことで、オセロのように不安が自信へと反転します。
* 長所を伸ばすだけでなく、使えていない短所(苦手な動き)を克服することこそが、関節の老化を防ぎ、真の怪我予防と自己の成長をもたらします。
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