【運動は薬】「多ければ多いほど良い」は間違い?脳を混乱させないためのエクササイズの「適量」とテーピングの科学

このブログはポッドキャスト Back stange M3エピソード39(Exercise is medicine)の概要をブログにしています。ぜひポッドキャスト本編をご視聴ください。本編はhttps://www.youtube.com/playlist?list=PLoe4L3-eXkv57rBqwI8TAuRs8ZZSTPvCk からご視聴いただけます。

「Exercise is medicine(運動は薬である)」。 これは私が学生時代にアスレチックトレーニングを専攻していた頃、恩師の講義スライドの表紙にいつも書かれていた大切な言葉です。
お薬は多すぎれば毒になり、少なすぎれば効果が出ません。運動もこれと全く同じで、その人のキャパシティを超えた強すぎる負荷や多すぎる回数は、必ず「代償運動」を引き起こして体を痛めてしまいます。

1. テーピングが脳の「感覚」を呼び覚ますメカニズム
例えば、怪我をした左肩に右手をそっと添えてみます。すると、触られている感覚(触圧覚)によって、肩の安定感がフッと高まるのを感じられます。
テーピングの本当の役割は、関節をガチガチに固定することではなく、この「触られている感覚」を皮膚のセンサーに優しく入力し続けることにあります。 皮膚への適切な情報が脳に届くことで、脳は「あ、ここは安全なのだな」と判断し、関節を固めていたロックを解除し、スムーズな動きを引き出します。

2. 多すぎる情報は脳を混乱させる
しかし、良かれと思って肩にも、足首にも、腰にと、全身にたくさんのテープをペタペタと貼ってしまうと、今度は脳に届く情報が過剰になりすぎて脳が混乱してしまいます。 脳が情報過多を「恐怖(ストレス)」として感知すると、自律神経が緊張し、かえって動きのパフォーマンスは著しく低下するのです。
だからこそ、テーピングもエクササイズも「最小限の適量」で処方することが鉄則です。

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