【レントゲンには映らない】病院の「診断名」と、あなたの体が痛む「本当の原因」の決定的な3つの違い
このブログはポッドキャスト Back stange M3エピソード45(診断と原因の差異)の概要をブログにしています。ぜひポッドキャスト本編をご視聴ください。本編はhttps://www.youtube.com/playlist?list=PLoe4L3-eXkv57rBqwI8TAuRs8ZZSTPvCk からご視聴いただけます。
整形外科で「椎間板ヘルニア」や「変形性関節症」といった診断名がつくと、多くの方は「そうか、これが痛みの原因なのだ」と納得してしまいます。しかし、日々のセッションでクライアントの体と向き合っていると、画像診断による「診断名」と、実際に体が悲鳴を上げている「痛みの真の原因」が全く一致していないケースに非常によく遭遇するのです。
部分的な関節の摩耗や変形は、実は単なる「結果としての状態」に過ぎません。なぜそこまで関節に負担がかかり続けてしまったのかという、体全体の連動性の乱れにこそ目を向ける必要があります。
1. 診断名は「部分の形」を指し、原因は「全体の動き」にある
レントゲンやMRIが映し出すのは、ある一瞬の「静止した骨や関節の形状」です。 しかし、私たちの体は日常生活の中で常にダイナミックに動き続けています。
例えば、歩くときやしゃがむときに、足首や股関節がサボって本来の役割を果たしていないと、その間の関節である「膝」が過剰にねじれて衝撃をすべて引き受けることになります。この状態が何年も続けば、膝の軟骨がすり減って痛むのは当然のことです。
病院では「変形性膝関節症」という診断名が下されますが、それはあくまで膝に負担が集中した「結果」に過ぎず、真の原因はサボっている「足首」や「股関節」の機能不全にあります。痛む膝だけを治療したり鍛えたりしても、全体の動きの連動性を整えない限り、痛みは決して根本からは解決しないのです。
2. 脳が作り出す「痛みの境界線」と代償運動の連鎖
体はどこか一部に違和感や痛みを感じると、無意識のうちにそこをかばう「代償運動」を始めます。 これは脳が「これ以上痛む場所を傷つけないようにしよう」と全身の筋肉に緊急の緊張ロックをかける、非常に優秀な防御システムです。
しかし、このかばう動きが習慣化してしまうと、本来痛むはずのない別の筋肉や関節にまで過剰なストレスが飛び火し、新たな代償運動の連鎖が生まれてしまいます。 脳の警戒レベルが高まった状態では、関節の動かせる範囲(可動域)が物理的に制限され、わずかな動きに対しても敏感に痛みを感じるようになってしまいます。診断名に囚われて局所ばかりを触るのではなく、まずは脳に「もうこの動きをしても安全ですよ」と教え込み、体にかかった過剰なロックを解いてあげることが最優先です。
3. 主観的な「体の声」を信頼するアプローチ
ネットに溢れるありきたりな情報や、誰かに下された一般的な診断名だけに自分を当てはめてしまうと、自分の体が本当に発しているデリケートな声が聞こえなくなってしまいます。
「診断名がこうだから自分はもう激しい運動はできない」と諦めてしまう必要はありません。 部分的に傷んでいるところがあっても、体全体のつながり(筋膜や神経系)をホリスティックに見つめ直し、使えていない眠った機能を引き出してあげることで、痛みを感じずに快適に動かせるルートは必ず見つかります。 自分の体をただの「パーツの集合体」として捉えるのではなく、1つのつながった素晴らしいチームとして信頼し、もう一度丁寧に動かし方を学んでいきましょう。

