【多角的な視点】体は構造だけじゃない。「感情」と「性格」が体を変えてしまう理由

このブログはポッドキャスト Back stange M3エピソード48(ホリスティックに物事を見ること)の概要をブログにしています。ぜひポッドキャスト本編をご視聴ください。本編はhttps://www.youtube.com/playlist?list=PLoe4L3-eXkv57rBqwI8TAuRs8ZZSTPvCk からご視聴いただけます。

「腰が痛いから、腰をマッサージする」 「膝が痛いから、膝の周りの筋肉を筋トレで鍛える」
世の中にあるほとんどの治療やリハビリのアプローチは、このように痛む部分(局所)だけを直接刺激して解決しようとするものです。しかし、一時的には楽になっても、数日経つとまた元の痛みに戻ってしまうということはありませんか。
人間の体は、パーツが個別に並んだ機械ではありません。骨格、神経、内臓、さらには感情や性格にいたるまで、すべてが緻密に絡み合い、影響を与え合う「1つの大きなホリスティック(包括的)なシステム」なのです。

1. 全身を包み込む「Fascia(筋膜)」という驚異のネットワーク
私たちの筋肉や骨、臓器は、個々に独立して浮いているのではなく、「Fascia(筋膜や結合組織)」という巨大なストッキングのような網の目によって、頭の先からつま先まで隙間なく包み込まれ、つながっています。
例えば、足の裏の筋膜の硬さや緊張は、ふくらはぎ、太ももの裏、お尻、背中を通り、最終的には「おでこ」の筋膜の引っ張り合いにまで物理的に影響を与えています。
つまり、「肩が凝って痛い」というお悩みの本当の原因が、実は「足首の可動域の硬さ」や「土踏まずの崩れ」によって、全身の筋膜が下からギューッと引っ張られていることにある、というケースは日常茶飯事なのです。 痛む肩ばかりをどれだけ揉んでも、足元の引っ張る力を解放してあげない限り、肩の強張りが根本的に消えることはありません。

2. 自律神経の乱れと感情が肉体に与える「物理的な影響」
ホリスティックに物事を見るということは、目に見える肉体の構造だけでなく、目に見えない「自律神経」や「感情」のつながりまでを包括して評価することです。
例えば、日常生活や仕事の中で常に強いプレッシャー(ストレス)を感じていると、脳は戦闘を司る「交感神経」を優位にし、全身をガチッと緊張させて防御姿勢をとらせます。 呼吸は浅くなり、横隔膜の動きが制限されるため、内臓が物理的に押し潰されて消化吸収能力が落ちてしまいます。
この時、いくら「バランスの良い食事」を頑張って摂ったとしても、胃腸が冷えて血管が収縮していれば、栄養素は細胞にまで届きません。 食事指導(栄養)や運動をバラバラに考えるのではなく、それらが「自律神経と感情」を介していかに複雑にリンクしているかを捉えることこそが、本当に効果の出るコンディショニングの本質です。

3. 「痛みの現場」の外堀を優しく埋めていく全体性のアプローチ
急激に悪くなっている場所を直接たたこうとすると、防衛本能が高まって脳はさらにロックを強めてしまいます。
だからこそ、私たちはあえて痛んでいる「患部」は最初は極力触らず、その周りにある「サボって機能が落ちている健康な関節」から徹底的にアプローチをして、外堀を優しく埋めていきます。 周囲の環境や連動性が完璧に整えば、結果として患部への余計な負担が綺麗に消失し、体が本来持っている驚異的な「自然治癒力(治ろうとする力)」が爆発的に高まるのですね。
部分(点)ではなく、つながり(面)で体を見る。このホリスティックな視点を持つだけで、あなたの体の回復力と可能性は、これまでとは比べものにならないほど大きく広がっていきます。


ポッドキャスト更新中

セッションで行うエクサササイズの背景、セッション中ではあまり話していない健康の事、個人的な物の捉え方などをお伝えするおよそ15分のポッドキャスト

*10回に一回(1の付くエピソード)はM3ホリスティック栄養学の話をしています

こうゆう想いでやってますというのをお伝えしています