このブログの内容は、ポッドキャスト“Backstage M3″ episode ep.27〜M3禁句集をハイライトをブログにしたものです。本編のポッドキャストも是非ご確認ください。
無意識の「口癖」が持つ恐ろしい盲点
- 無意識の言葉の罠: 結果が出る人と出ない人の違いを観察すると、日頃から無意識に使っている「口癖」に共通点があります。
- 耳が一番覚えている: 自分が発した言葉を一番近くで聞いているのは、他ならぬ自分自身です。ネガティブな口癖を口にした瞬間、脳や身体は無意識のうちにそちらの方向へと引きずられてしまいます。
- 言葉を変えて良い方向へ: クライアントの皆様に少しでも良い結果を出していただくため、今回は「身体の成長や変化を止めてしまう、言わない方がいい言葉」を「M3禁句集」としてまとめました。
禁句①:「もう年だから…」という年齢への言い訳
- 年齢のせいにしない: 「年だから動かない」「年だから反応が出ない」と口にする方がいますが、年齢はただの数値に過ぎません。
- 視点が変われば若年層: 私自身も40歳を超えて「歳をとってきたな」と感じることがありますが、60代のクライアント様から見れば「全然若い」と言われます。そしてその60代の方も、80代の方から見れば「まだまだこれから」と言われるのです。
- 努力の不足を年齢に押し付けない: 年齢を言い訳にするのは、年齢という存在に対して失礼です。「俺のせいにすんなよ、あなたが努力を怠ったんでしょ?」と年齢から怒られてしまうかもしれません。年齢のせいにするのは本日限りで禁止にしましょう。
禁句②:「体力がない」「筋力がない」という無い物ねだり
- 主観的な「ない」に囚われない: 「3キロ走れていた人が500メートルで疲れる」といった明確な数値化がないまま、なんとなく自分の感覚だけで「体力がない」と言っているケースが非常に多いです。
- 当スタジオの目指すパフォーマンス: M3スポーツセラピーは、ランニングマシンで追い込んだり、ガシガシと重いウエイトを持ち上げたりする場所ではありません。筋肉を肥大させるのではなく、「今まで10回やって疲れていた動きを、身体の効率性を上げることで、7回くらいの疲労感で10回こなせるようにする」という運動の効率化(パフォーマンス向上)を目指しています。
- 筋力神話の弊害: 「筋力さえつけば全て解決する」という筋力依存は非常に危険です。過剰な筋力に頼ると、本来できるはずの細やかな動きができなくなり、強引な力任せの動きになって怪我を招く原因になります。「筋力がない」のではなく、「体の連鎖反応や協調性がうまくいっていない」と考え方をシフトしましょう。
禁句③:違和感を無視した「力任せ」の動き
- アスリートに多い罠: 普段から強い力を使える人ほど、効率の悪い動きをパワーで強引にカバーしてしまいがちです。
- 可動域の勘違い: 例えば「手を上げてください」と言われたとき、途中に違和感や引っかかりがあるにもかかわらず、力任せにグッと上げてしまう人がいます。私たちが評価したいのは「努力なしに自然に上がる範囲」です。形だけを真似て力任せにやっても、身体にはマイナスにしかなりません。
- ポジティブな変化に目を向ける: 砂漠で「水が50%しかない」と思うか「50%もある」と思うかで生存率が変わる有名な話のように、身体も「まだできない部分」ではなく「だんだん動きが良くなってきた部分」にフォーカスできる人の方が、圧倒的に成長スピードが早くなります。
禁句④:「何をすべきですか?」という完全な依存
- 「すべき」の裏にある義務感: 「何々すべきですか?」という言葉が出る人は、物事を我慢や義務感でやろうとしています。義務感で動いているときに、身体のパフォーマンスが良く発揮されることは絶対にありません。
- 答えではなくヒントを求める: 成果が出る人は「やってみたらこういう課題が見つかったのですが、どう思いますか?」と、自分で動いた上での質問をしてくれます。私の言うことを鵜呑みにせず、自分にしっくりくるものを取捨選択する姿勢が大切です。
- 50-50(フィフティ・フィフティ)の関係: 私のスタジオのスローガンは、クライアント様と「50-50の関係」でいることです。私が100%の知識や最高のアドバイスを提供しても、受ける側がゼロの依存状態では成長しません。自分で考えて実践する姿勢があなたの50%、それに対して全力でサポートするのが私の50%です。
エンディング:答えを教えるAI時代だからこそ、プロセスに価値がある
- 金八先生のような温かみ: 現代はAIやスマートフォンで調べれば、どんな答えも一瞬で手に入る時代です。しかし、すべてを教えてくれるAIの先生ばかりになったら、人間らしい温かみのある指導者が求められるようになります。
- 答えに至る過程(プロセス)が人を育てる: 答えそのものをポンと受け取るだけでは、本当の成長はありません。その答えにたどり着くまでの努力、試行錯誤、遠回りした道のりそのものに価値があり、それがスポーツでも仕事でも人間としての深みになります。専門家である私たちは答えを押し付けるのではなく、あなたが自分で答えを見つけるための「ヒント」を出す存在でありたいと思っています。
Backstage M3は、東京・赤坂の「M3スポーツセラピー」で行っているエクササイズの背景や、言葉の使い方が身体に与える影響、健康に関するお話を15分でお届けするポッドキャストです。 本日お話しした「M3禁句集」の中で、何か一つでも日頃の気づきや参考になる点があれば幸いです。

