違和感の「木」ではなく「森」を診る。

「肩が痛いから肩を揉む」「膝が痛いから膝をケアする」。一見正しく思えるこのアプローチですが、実は根本的な解決から遠ざかっているかもしれません。

今回は、M3スポーツセラピーが最も大切にしている「全体的な評価」と全身の繋がり、そして「トレーニングの本質」について、3つの視点です。

1. 全体像から細部を——「100本の調和」で身体の全体像を

桜の名所で人々が感動するのは、たった1本の木が満開だからではなく、100本の木が調和して咲き誇るその「景色」です

私たちの身体も全く同じです。

例えば「股関節が動きにくい」という悩みがあるとき、私たちは股関節単体だけを見ることはしません。歩行時に連動する肩の動き、背骨のしなり、そして無意識に行っている姿勢制御など、「全身のつながり」という大きな流れをまず評価します。

全体の調和を診て初めて、個別の関節や部位が抱える本当の問題が見えてくるのです。

2. 「食べかけのドーナツ現象」

どこかに痛みが出ると、人はどうしてもその「欠損箇所」だけに意識が集中してしまいます。

これは、お腹が空いている時に差し出された「食べかけのドーナツ」の歯型や、真っ白なTシャツについてしまった小さな汚れ**ばかりが気になってしまう心理に似ています。

しかし、身体の痛みにおいて「犯人」は別の場所にいることがほとんどです。

例えば膝の痛み。実は膝そのものが悪いのではなく、他の部位のバランスが崩れた結果、最終的なシワ寄せが膝に負担として現れているに過ぎないケースが多いのです。

痛い場所(点)に執着せず、なぜそこに負担がかかったのかという背景を探ることが、改善への近道となります。

3. 「ファンクショナル風」ではない、本物のトレーニングを

最近、SNSなどで「ファンクショナル(機能的)トレーニング」という言葉をよく目にします。しかし、見た目だけを真似た「ファンクショナル風」の動きには注意が必要です。

本来、日常生活やスポーツにおいて、特定の筋肉だけを単体で使う動きは存在しません。私たちが鍛えるべきなのは、筋肉そのものではなく「動きの連動(流れ)」です。

  • 形だけの模倣は「日本風醤油」と同じ: 海外で見かける「日本風」の調味料が本物の醤油とは別物であるように、背景にある目的や個々の身体特性を無視したトレーニングは、本質的な意味をなしません。
  • 個別具体的な指導の重要性: 同じ動きに見えても、その人が意識すべきポイントや注意点は一人ひとり異なります。

全体図から「根本のつながり」を見出す

お客様の身体を診る際、私たちはまずこの「全体図」を把握することからスタートします。

「なぜ今、ここに痛みが出ているのか?」

その根本的なつながりを全体像で視点で見つけ出し、あなたにとって最も効率的で自然な動きを取り戻すトレーニングを行います


ポッドキャスト更新中

セッションで行うエクサササイズの背景、セッション中ではあまり話していない健康の事、個人的な物の捉え方などをお伝えするおよそ15分のポッドキャスト

*10回に一回(1の付くエピソード)はM3ホリスティック栄養学の話をしています

こうゆう想いでやってますというのをお伝えしています