このブログはポッドキャストBackstage M3~ep.32~の内容をブログにしています
トレーニングや痛みの改善における「直接的なアプローチよりも間接的なアプローチを」というテーマです
セッションをしていると、「この筋肉が硬いんですけど、何ていう筋肉ですか?」と聞かれることがよくあります。でも実は、硬くなったり痛くなったりしているその筋肉「だけ」が悪いわけではないことがほとんどなんです。必ず他の部位が影響し合って、最終的にそこに負担が来ている状態です。
この感覚を、いくつか分かりやすい例えでお伝えすると、
1. ドラクエの「ボス戦」と「画鋲の法則」
子供の頃にやった『ドラゴンクエスト』などのテレビゲームを思い出してみてください。強いボスが出てきた時、いきなりボスに攻撃を仕掛けると、周りにいる家来が回復魔法(ホイミなど)を使ってきて、最終的にこちらが全滅してしまうことがよくありました。 ゲームの攻略の鉄則は、「まずは周りの家来から倒して、最後に回復できなくなったボスを倒す」ことですよね。
また、壁に4つの画鋲で留められたポスターを想像してみてください。左下の画鋲がどうしても取れない時、そこばかりを無理やり引っ張るのではなく、他の3つの画鋲を少しずつ緩めていくと、結果的に左下の画鋲もポロっと取れるようになります。
僕たちの体も、これと全く同じ構造をしています。
2. 背中が痛いなら「お腹」を見直す
例えば「背中が硬くて痛い」という時、現場のセッションでは背中だけを直接揉むようなことはしません。背中を反らす筋肉が硬いということは、反対の役割をする「お腹を曲げる筋肉」とのバランスが悪くなっている証拠だからです。 背中からアプローチするよりも、一見関係なさそうなお腹や左右の筋肉を整えていくと、結果的に背中の筋肉は硬くなる理由がなくなり、痛みが消えていきます。
リハビリでも同じです。膝を怪我したなら、膝そのものをいじる前に、股関節や足首といった「間接的な部位」の機能を先に回復させておきます。周りの問題をクリアにしておくことで、大ボスである膝の回復スピードは劇的に早くなる(ゴールデンルール)のです。
3. ウォームアップの本当の意味
階段を登る時、ただ足を上げる主動筋だけを使うよりも、登る前に足首や腿をぐるぐる回して、協力して働く筋肉(協働筋)に刺激を入れておく方が、圧倒的に楽に登れるようになります。 スポーツ前のウォームアップも、ただ体温を上げるのが目的ではありません。これからメインで使う筋肉の「周りの筋肉」たちに、「あなたたちも一緒に働くんだよ」と教えて巻き込む(使えるエネルギーの総量を増やす)ことが最大の目的なのです。
4. 氷の連鎖反応と「小さな一歩」
最後に、面白い自然現象のお話をします。水が0度になって氷に変わる時、すべての水分子が一斉に凍るわけではありません。1つの水分子が「もう氷になる!」と決めた瞬間、周りの分子も「私も氷になる!」と連鎖反応を起こし、一気に氷へと変わっていくそうです。
これは僕たちの生活習慣やダイエットにも当てはまります。 「1口だけ食べるのをやめておく」「ちょっとだけ早く歩いてみる」「5円だけ節約してみる」。一見、直接的には大きな関係がなさそうな小さな変化でも、その1つを変えることで、人間の体の全細胞が目標に向かって一気に動き出します。
「痛いところだけ」「大きなことだけ」に固執するのではなく、周りの小さなこと、間接的な部分を大事にしながら少しずつ変えていくことが、体を変える最大の近道です。自分の中の「小さな一歩」はめちゃ大事。
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